東福岡イレブン

 対する東福岡の布陣は4-3-3。最終ラインは右から竹田舜(3年)、細野昇輝(3年)、佐野遥斗(3年)、小熊亮輔(2年)の4人。中盤には宇都宮夢人(3年)と中本律(1年)のダブルボランチとトップ下の司城大輝(3年)を置き、前線は中央に齊藤琉稀空(3年)、右に吉川豹生(3年)、左に三吉祐也(3年)が並ぶ。そして中野柊(3年)がゴールを守る。

 序盤の主導権争いを経て最初に主導権を握ったのは飯塚。最前線に構える塚本をターゲットにシンプルに長いボールを送ると、そこを起点にセカンドボールを回収して金城がスピードを生かしたドリブルで仕掛け、さらに次から次へ中盤の選手が押し上げる。そして最大の特徴は高い位置からグイグイと仕掛けるプレッシャーと球際の強度の強さ。それを思う存分発揮して東福岡ゴールに迫る。最初の決定機は4分の塚本。さらに8分にはCKの流れから木下のヘディングシュート、15分には新垣の直接FKがゴールを襲う。

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▽第104回全国高校サッカー選手権福岡予選
第104回全国高校サッカー選手権福岡予選