そして追加点も齊藤。時間は33分。小熊の縦パスに反応して裏に抜け出して左足インサイドで、ニア上のここしかないところへ突き刺した。GK中野がニューヒーローとも言えるような活躍を見せてチームのピンチを救い、そんなプレーに応えて絶対的エースの齊藤が奪った2得点。東福岡は最高の形で前半を終えた。
しかし、飯塚もこのままでは終わらない。2点のビハインドを追うための選択は、自分たちのサッカーを徹底すること。前半の立ち上がり同様にシンプルに塚本にボールを入れて、これでもかとばかりに前へ、前へと進む。そして再び主導権を奪い返した。そんな飯塚の反撃のゴールは50分。坂本が金城からの縦パスをペナルティアーク付近で受けると、素早く反転した左足を振り抜く。そして鋭い弾道を描いたボールがゴールネット右隅に突き刺さる。エースにふさわしい見事なゴールだった。
▽第104回全国高校サッカー選手権福岡予選
第104回全国高校サッカー選手権福岡予選

