都立目黒イレブン

 80分間、東京は都立目黒にシュートすら打たせず、結果、内容ともに圧倒した。2得点のFW8古澤は「前線の選手なので得点を特に意識しました。ふたつともこぼれ球でしたが、うまく反応できました」とまずまずの表情。一方、「納得いく試合ではなかった」と主将DF2岩元。「もっとやらないと上位のチームには勝てないなと感じました」と完勝にも渋い表情。さらに「サッカーはチームスポーツなのでもっと雰囲気を作らなければならない。暑い環境のなかで味方を鼓舞する声をもっと多く出したかった」と反省を口にした。

 そのDF2岩元は、後半21分、クーリングタイム後に投入されたDF4美濃和にキャプテンマークを託した。自身がベンチに下がるわけでもないのになぜ渡したのか。実はDF4美濃和はこれまでケガのため、長く離れていたが、この試合が復帰戦。「おめでとう」の思いを込め託したそうだ。

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▽第104回全国高校サッカー選手権東京予選
第104回全国高校サッカー選手権東京予選