そう話すもの、2点目を挙げた後半2分からクーリングタイムまでの20分までの18分間は大崎のペース。大崎MF8中田悠斗、MF9和田倖太朗、MF10三上の中盤の3人が前線からの執拗なプレスに苦しんだ。失点シーンは佼成学園の選手の足がつったため、ひとり少ない状況となったとはいえ、ミスを誘発した大崎のプレスから生まれたもの。後半16分には最後方から攻め上がったDF3田尻侍慧のロングシュートはバー直撃とあわやというシーンがあったが、なんとか凌いだ。
この18分間をDF10大野は「藤巻監督から『厳しい時間帯はある』と指示があったので『ここは耐える時間だ』と思い、冷静にプレーしました。ただ1失点に絡んだのは反省点」と明かせば、藤巻監督は「こちらも相手陣内に行けていましたが、さらに前に行けませんでした。もう少し動きを加えたかったですが、こちらが裏を狙いすぎた分、相手も対応しやすかったと思います」と振り返った。
▽第104回全国高校サッカー選手権東京予選
第104回全国高校サッカー選手権東京予選

