“耐えて、守って、つかんだ1勝” 都立深川、明治学院の猛攻をしのぎ切り2回戦突破
都立深川DF22武藤里玖が決勝ゴール
9月14日、都立狛江高校グラウンド。真夏の残り香を帯びた午後のピッチに立ったのは、都立深川と明治学院。第104回全国高校サッカー選手権東京予選1次予選、その2回戦だった。序盤から拮抗した展開を抜け出したのは都立深川。13分、ロングスローの流れから明治学院のハンドを誘い、PKを獲得。DF22武藤里玖が冷静に左上へと蹴り込み、先制点を奪った。だが試合はそこから“耐える”時間が長く続いていく。
「早い段階で先制点を取れて、そのあとはチーム全員で守り切れたんでよかったと思います」
そう振り返ったのは都立深川のFW10牧野航大キャプテン。追加点を奪えないもどかしさの中で、全員が「0-0の気持ちでやろう」と共有し、守備に意識を集中させていった。
▽第104回全国高校サッカー選手権東京予選
第104回全国高校サッカー選手権東京予選