帝京第五 vs 新田

　一方、帝京第五の スターティングイレブンはGK1鈴木龍之介(2年)。4バックは右から2三堀太雅(2年)、5丸田大地(2年)、4村上春琉(3年)、3平井琥太郎(3年)。中盤はダブルボランチに6小杉稜空(3年)と15井浦舞夢(2年)が構え、サイドハーフの右にキャプテンマークを巻く7小川大輝(3年)、左に11片岡大麒(2年)。2トップは10菅原一輝(3年)と9西川大和(2年)。植田洋平監督も準決勝の済美戦と同じ11人を先発にセレクトした。

　両指揮官とも「セカンドボールの回収がカギになる」と展開を描いていた試合は、早々にスコアが動いた。2分、新田はドリブルを仕掛けたMF16山崎がペナルティーエリア右角すぐ前で直接FKを得ると、MF8山村がファーサイドに蹴ったボールのこぼれ球を待っていたのはFW6内田。「チームトレーニングをしてきた通りの形でこぼれてくると思ったので、低く強いシュートを意識した」ダイレクトボレーはニアサイドを鋭く抜きゴールネットへ。新田が喉から手が出るほど欲していた先制点を奪うことに成功する。

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