対して「立ち上がりにファウルを与えないことと、クリアを中に返さないことはずっとやってきたのに……」と植田監督も頭を抱える痛い先制点を与えてしまった帝京第五。その後はロングボールを使いながら同点を狙いにいくが、ここで立ちはだかったのは新田の「レーンディフェンス」であった。
この日の新田は「帝京第五は早めにロングボールを入れてくる」(MF7山内)事前スカウティングの下、5吉田、11白井の両サイドバックがタッチラインのレーンから1つ内側のレーンを主戦場に。彼らはアーリークロスのこぼれ球回収に務めつつ、帝京第五の両サイドレーンのケアは3トップの両ウイングである9木原、6内田が担当した。
結果、帝京第五は「トレーニングから相手が蹴ったらプレスバックすることをやってきた」(内田)新田の練られた守備戦術に手を焼くことに。アディショナルタイムには右コーナーキックからのデザインプレーでFW10菅原が強烈なシュートを放ったものの、これは左に外れて、前半は新田が1点リードで折り返した。
▽第104回全国高校サッカー選手権愛媛予選
第104回全国高校サッカー選手権愛媛予選



















