スーパーゴールを決めた新田6内田颯大

 そして弧を描いたボールは誰にもさえぎられることなくゴール内へ。その距離50メートル以上。今年の都道府県大会すべての得点を見渡しても間違いなくトップ3に入るであろう6内田の超スーパーゴールである。かくして2点目を強奪した新田は続く61分にも、ロングカウンターから帝京第五のクリアミスがGKの前に入ったところを「絶対自分が決めようと思っていた」FW9木原が目前で頭をねじ込みゴール。2年連続となる9木原の決勝戦ゴールで新田が3点をリードした。

 帝京第五にとっては攻めるしかない状況に。ここで植田監督はボランチの位置に14相田優人(2年)を入れ、DF4村上をFWの位置に配して仕掛けとパワープレーの両面から新田ゴールを脅かす策を選択。終盤これが功を奏し猛攻に転じた彼らは、76分・アディショナルタイムには14相田が連続ゴールを奪い、ラストプレーでもゴールラインの寸前まで迫った。

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▽第104回全国高校サッカー選手権愛媛予選
第104回全国高校サッカー選手権愛媛予選