武蔵越生は1、2回戦とも1-0の持久戦を勝ち抜いてきた。前回大会のレギュラーを5人擁し、4-2-3-1の布陣から主将で右2列目の中嶋修斗やトップ下の眞崎瀧星(ともに3年)を経由して縦に早い攻撃を展開。ボランチ飯塚蒼大(3年)が長短のパスとドリブルを駆使し、何度か守備の急所を突く攻撃にまで持ち込んだ。
早々に失点した武蔵越生だが前半15分、左2列目の鈴木陸太(3年)がFKを直接狙い、25分には中嶋の右クロスから鈴木が惜しいシュート。29分に眞崎が右を突破して放った一打はポストに弾かれ、36分に中嶋の蹴った左FKから右SB廣澤歩(3年)の決定的なヘディングシュートもわずかに右へ外れた。
東京成徳大深谷が1点リードで折り返したが、前半はまったくの互角の内容。両校の実力は高い水準で接近していた。
▽第104回全国高校サッカー選手権埼玉予選
第104回全国高校サッカー選手権埼玉予選

