聖望学園 vs 東京成徳大深谷

 中盤をひし形で構成する4-4-2の陣形。190センチの大型FW頓宮琥太郎(3年)を空中戦のターゲットにし、得点感覚に優れるFW川上稜介(3年)との2トップは対戦相手にとって脅威の的だ。左の鯨井遥翔(3年)、右の松尾泰希(2年)の2列目が軽快なドリブルで敵陣へと進出する。CK、FK、左SB山谷康太朗(3年)のロングスローなどセットプレーからゴールを狙うのが、特長のひとつでもある。

 前回ベスト4で、昨季のS1で初優勝した聖望学園は前回大会からのレギュラー、主将の右MF田中翼(3年)が正確なパスと軽やかなドリブルで好機を演出。得点力も兼ね備える志賀偉武希(3年)、高本創司(2年)の両ボランチがアグレッシブに攻め上がってくる。トップ下の沖田拓(3年)は視野が広く、展開力のある司令塔だ。

 小比賀渓太(3年)が1トップで先発したが、前住渚有(2年)も初戦の2回戦で2得点したストライカー。この日は後半開始から小比賀に代わってピッチに立った。

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▽第104回全国高校サッカー選手権埼玉予選
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