余勢を駆った後半、聖望学園は2分に交代出場したばかりの前住のシュートが左ポストを弾いた。17分には田中が右からグラウンダーのパスを送り、沖田を経由したボールから前住が決定的なシュートを放ったが、GK本田一朗(3年)にがっちり捕球された。
東京成徳大深谷は5分にトップ下の吉田佑樹(3年)がミドルシュート。24分には交代出場したFW関根大和(3年)が決定打を放ったが決められず、両チームとも前半に挙げた得点に終わった。
東京成徳大深谷は今季、聖望学園にはS1で2連勝し、全国高校総体予選の準々決勝でも勝っている。
それだけに為谷洋介監督は「選手の慢心だけが不安でした。ミーティングでも相手は3回負けているのだから、(勝つための)策を必ず練ってくると伝えました」と、手綱を締め直して臨んだことを明かした。
▽第104回全国高校サッカー選手権埼玉予選
第104回全国高校サッカー選手権埼玉予選

