しかし指揮官は「2冠の実感はまったくありませんね。埼玉県全体のレベルが本当に高いことを痛感し、決勝戦がこれだけ厳しいものだということも実感しました」と話し、3戦目にして初めて80分で決着したとあり、「ほっとしています」と安どの表情を浮かべた。
本来の持ち味、強みの半分も発揮できなかった試合内容については不満を抱く芦田監督だったが、全3試合を辛抱強く勝ち抜いただけに、「あきらめずに粘り強く試合を進められたことは、成長した(証しな)んじゃないかと思っています」とファイトした選手の労をねぎらった。第69回大会の武南はGK木寺浩一、MF上野良治の日本ユース代表を抱えたことで、予選免除で日本サッカー協会による推薦出場だった。これにより全国高校選手権予選に当たる埼玉県選手権の優勝は13回だが、全国選手権出場は市立浦和と並ぶ14回。今回優勝すれば、県の最多出場記録更新だった。▽第104回全国高校サッカー選手権埼玉予選
第104回全国高校サッカー選手権埼玉予選



















