「(開幕戦が決まった瞬間の選手は)めっちゃ浮かれていましたよ。僕もですけど」と笑うのは河野博幸監督。FW10平尾海斗(3年)も「開幕戦を引いた時はほんまにびっくりした。決まった日は寝られなかった」と口にしたが、まだ自分たちが代表校として決まったわけではないことをよく理解していた。「みんなで、勝てば国立だけど勝たないと何も始まらない。そこを見据えるなとは言わないけど、意識しすぎるのも良くないと話した」(平尾)。
「勝ったら国立という中で、チーム一丸となって練習から気を引き締めていた」。主将を務めるMF12牛尾律貴(3年)の言葉通り万全の準備を喫して挑んだ決勝の入りは良好だった。前半6分には左サイドを飛び出したMF6芳田翠(3年)がシュート。GK1天野裕嗣(2年)が弾いたボールにMF9東海林蓮(3年)が反応したが、得点には至らない。14分にはDF5松山哲也(3年)の左クロスから、ファーサイドの東海林がヘディングシュートを放ったが、再び天野に阻まれた。
▽第104回全国高校サッカー選手権徳島予選
第104回全国高校サッカー選手権徳島予選

