17分には中盤での素早いリスタートを受けたFW11逢坂翔雅(3年)がゴール前にパスを送ると、左から中央に流れた芳田がゴール左隅に決めて同点に。24分には中盤からの長いボールを受けた東海林がゴール前に低いクロス。逢坂が胸で落とし、最後はMF7児島至咲(2年)が左足シュートを叩き込む。

 逆転してからも徳島市立の勢いは衰えない。躍動したのは10月からコンビを組み始めたという、「運動量が多い」(河野監督)児島とMF8李結斗(1年)のダブルボランチだった。28分には中央を仕掛けたDF2伏田珂偉(3年)から左の東海林に展開。相手にドリブルを止められたこぼれ球を李結が拾って、中央に浮き球を入れるとまたしても児島がゴール。33分には中盤でボールを持った児島が左にパスを出すと、途中出場の牛尾がPAの左角から豪快な左足シュートを叩き込んだ。

 40+7分にも途中出場のDF16加藤遼馬(2年)が左CKの流れからゴールネットを揺らし、勝負あり。後半のゴールラッシュによって徳島市立が勝利を引き寄せた。

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▽第104回全国高校サッカー選手権徳島予選
第104回全国高校サッカー選手権徳島予選