
徳島市立イレブン
「ゴール前に入っていくところでためらったり、力んでいたので判断が遅れた。立ち上がりからしっかりやってやっぱり一点を取りきらなければいけなかった」。そう振り返るのは河野監督で押し込みながらも1点が奪えずにいると、28分には一瞬の隙を突かれる形でピンチを迎えた。
相手エリアでのボールロストから自陣に持ち込まれるとFW10安原隆之介(3年)がサイドを変えるボールを展開。PA内をフリーで抜け出したFW21大石翔真(1年)がGKの脇を射抜くシュートを突き刺し、徳島北が均衡を崩した。
追い掛ける展開を強いられた徳島市立だったが、攻撃の形は作れていたため、焦りの色は見られない。「前で起点を作ってサイドからというのが自分たちの持ち味ではあるのですが、それが前半は停滞してしまった」(平尾)という改善点を修正。後半は縦に速い攻撃だけでなく、ボールを動かす時間も増やして挑むと、疲れが見え始めていた徳島北の守備陣に効き始める。
▽第104回全国高校サッカー選手権徳島予選
第104回全国高校サッカー選手権徳島予選

