
堀越FW10三鴨奏太
1点を返したい都立石神井。反撃の糸口は培った戦いの経験にあった。
「いろんな大会でさまざまな経験をしてきた」西田陽監督は試合前、イレブンに熱く語りかけた。渋く守った1点差勝ちがあれば、攻めてもゴールが割れず追いつかれた試合もあった。また2点差をつけながら、逆転を許したゲームもあれば、2点差をひっくり返したゲームもある。状況、状況で記憶を呼び起こされる戦いの経験則があるはずだと。
『諦めるにはまだ早い』チームはまとまった。
後半8分過ぎから、攻勢をかける都立石神井は相手陣内に深く進入。セットプレー、ロングスローで押し込む。その甲斐はあった。後半14分、相手のミスに乗じて、最後はFW9山根琶紋が決め、追撃態勢に入った。直後の17分、DF2安田伸乃介がフリーの状態からシュートを放ったが枠外。チャンスをふいにした。
▽第104回全国高校サッカー選手権東京予選
第104回全国高校サッカー選手権東京予選

