関東一 vs 國學院久我山

 「ホッとした気持ちが大きいです」とゲームキャプテンのDF4本山祐也。「前半から自分たちのリズムでサッカーはできていましたが、後半、失点してからは一気に流れが変わったと感じました。点を返されても自分たちのサッカーに巻き込めるように、改善したいです。失点後に『絶対に大丈夫だから、もう一回、延長を含めて試合をしっかり決着つけよう』と伝えました」とイレブンの心を整え、乗り切った。

 もつれはしたもののPK戦でもぎとった勝利。ゲームを決めた5人目のDF23小幡紡義。右サイドバックからオーバーラップを何度も仕掛けつつ、守備でも貢献。さらにセットプレーのキッカーを務めるなどプレーの幅が広い。そのDF23小幡、普段は7番目、8番目だが、足がつった選手がいるなどの理由から1年生ながら5番目を任された。

 「決めれば勝ちの状況。あまりプレッシャーはなく『ヒーローになれる』と思い、蹴りました」と堂々としたもの。日頃からPKの練習をしていることから気負うことなく蹴れたそうだ。

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▽第104回全国高校サッカー選手権東京予選
第104回全国高校サッカー選手権東京予選