そのDF23小幡がノンプレッシャーで挑めたのは、GK1鎌田のセーブが大きい。「PK戦はもともと得意だったので止められる感触はありました。思い切って自分が思った方向に飛ぼうと思いました」と振り返るとともに「ボールに関わる時間が短い分、指示の声や1本のセーブでチームが息を吹き返すようなプレーをしようと心がけていました」と語った。
昨今、高校年代でもGKはいわゆる大柄な選手が求められるなか、GK1鎌田は175センチと小柄と言えるが、ハンデを全く感じさせない。「GKを始めてから動きやキックにはこだわりを持って続けてきました。いまサイズが無くて諦めてしまうGKが多いなか、このサイズでも久我山でも戦えるんだというところを見せたい」と矜持が感じられる。
▽第104回全国高校サッカー選手権東京予選
第104回全国高校サッカー選手権東京予選

