3点目は25分だ。途中出場のMF中澤昊介(3年)が和食のパスを受けてシュート、GKに弾かれたが中澤が拾って左の和食に預けると、豪快な左足シュートを蹴り込んだ。和食は33分にも右から強烈な一撃を決めてリードを広げた。アディショナルタイムには右CKから交代出場のMF内田昊(3年)が、ヘディングシュートをたたき込んで大量点を締めくくった。
大社は後半、3人のフレッシュな選手を送り込んで1点を狙ったが、相手の強度の高い守備に遭い、前半のような得点チャンスをつくれず無得点で敗れた。
2得点のほかにも2点の起点となった大黒柱の和食は、「後半にギアを上げてゴールを取れて良かった。初戦での5点は次につながります」と笑顔で答えた。なぜ後半は状況が変わったのか? と問われると「後半から自分が右のワイドに張り出したことも流れを変えた理由だと思います。外から前に運ぶのが得意なプレーなので、それで硬かった前半の動きが修正できました。2得点? 両方ともラッキーで仲間が助けてくれたおかげです」とチームメートに感謝した。
第104回全国高校サッカー選手権

