耐えて、つかんだ逆転1位通過 大磯、1-0で立花学園を下す

大磯GK1正好優樹

 11月30日、神奈川県の新チームたちが最初の公式戦として挑む令和7年度神奈川新人戦(新人選手権大会)西湘地区Cグループ最終日が初冬の澄み切った青空の下、平塚中等教育学校グラウンドで行われた。ここまで2連勝で勝点6の立花学園と、1勝1分で勝点4の大磯による一戦は、立花学園が技術とテンポで押し込み、大磯が身体を張って応戦。70分間の攻防は、後半のPKによる1点を守り切った大磯が制し、逆転でCグループ1位通過を決めた。

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 前半、流れを掴んだのは立花学園だった。1分、左CKのセカンドチャンスからMF7細田樹生のクロスにDF2本田琉成が抜け出して決定機を迎えるが、ここは大磯GK1正好優樹が果敢に前へ出てブロック。立ち上がりから細田とMF10加藤涼誠を起点に両サイドに展開しテンポよく攻め立てる立花学園は、5分には右サイド加藤(涼)のクロスにFW11加藤蒼大が頭で合わせる惜しい場面を作る。大磯は序盤、3バック脇を突かれて後手に回りかけたものの、徐々に落ち着きを取り戻すと、左サイドMF8吉川八雲の浮き球にDF7瀬戸琉矢が飛び込むなど、カウンターで応戦。22分には立花学園の加藤(涼)が左サイド深くから鋭いシュートを放つが、これもGKが反応し得点を許さない。31分には大磯のセットプレーから瀬戸(琉)がフィニッシュに持ち込むシーンをつくった。立花学園が押し、大磯が耐える構図のまま、前半はスコアレスで折り返した。

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▽令和7年度神奈川新人戦(新人選手権大会)
令和7年度神奈川新人戦(新人選手権大会)