正智深谷 vs 昌平

正智深谷が田島帆貴のV弾で全国総体4強の昌平を下し決勝へ

 NACK5スタジアム大宮で行われた、全国高校サッカー選手権大会埼玉県大会準決勝第1試合のカードは今夏の全国総体3位でJ内定のMF針谷岳晃、松本泰志らを擁する昌平前回大会の覇者・正智深谷の一戦。

 昌平のフォーメーションは4-4-2。フィジカルの強い9番FW本間椋、突破力のある10番MF松本泰志、チームの核となる7番MF針谷岳晃が周りをどう生かすかがカギとなる。
 対する正智深谷はキャプテン10番MF小山開喜を中心に守備から入り1チャンスをものにできるか?

 4分、最初のチャンスは正智深谷。CKから左SB4番金子悠野のへディングは枠をとらえるもDFがクリア。対する昌平は7分、7番針谷から9番本間にPA内スルーパス。DF2人と並走するもスピードを生かしてマイボールに。本間がファーサイドの10番松本に繋ぐ。ボールコントロールからシュートまで持っていったが、惜しくもクロスバー。得点の雰囲気を醸し出す昌平。序盤以降は昌平が人数をかけてビルドアップからのポゼッションで迫り、正智深谷はしっかりと3ラインを敷いてブロックで守る時間が続く。

 28分、正智深谷はセットプレーからCB20番中村友空が下がりながらのディングはGK正面へ。31分の昌平はこちらもセットプレーからこぼれ球をCB2番がゴールを狙うもヒットせずゴール右へ。試合はスコアレスで後半へ。

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