冬の全国選手権出場をかけた都道府県予選が10月に入りいよいよ本格化。強豪校が居並ぶ関西地方の各府県の予選を展望。

MF森雄大(近江)

滋賀予選
 本格強化からわずか4年で今年はプリンス関西に参戦。滋賀県の新たな顔になりつつある近江が頭一つ抜けた存在だ。昨年までは守備に重点を置いた戦いが主体だったが、今年は新たなカラーを打ち出すべくポゼッションスタイルへと移行。MF森雄大とMF冨板優馬の2年ボランチを中心にテンポよくボールを繋ぎ、サイドから見せ場を作る。大型のGK田中裕士を中心とした守備も格上との対戦が続くプリンス関西を経験し、強度は増している。あとは守備を固めた相手を崩し切る決定力が増せば、初の選手権が見えるだろう。順当に進めば準決勝で対戦するのは綾羽だ。今年は代名詞である推進力溢れる仕掛けが武器で、ボールを奪ったらMF吉岡柊介らが素早く前線に展開。FW井上雄太とMF小松英生が果敢にゴールへ迫る攻撃は迫力十分だ。反対の山では選手権最多出場回数を誇る草津東のタレント力が目を惹く。司令塔のMF小酒井新大やMF夏川大和が高い技術力を活かし、大型のFW渡邉颯太を活かすのが今年のスタイルで、守備もGK長澤輝ら大型の選手が多く、3連覇への視界は良好だ。他に持ち前の走力を活かしたスタイルにMF福島考太郎やMF清水爽来ら技巧派が絡む比叡山も初出場を狙えるだけの可能性を秘めている。MF播磨玄樹とMF佐藤大地ら1年生の技巧派を擁する野洲、隠れた実力派であるMF澤田忠和が中心の水口などにも注目だ。

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▽第98回全国高校サッカー選手権予選
第98回全国高校サッカー選手権予選