DF高木践(阪南大高)

■大阪予選 br />　 全国でも屈指の激戦区とあり、今年も大阪はどこが勝ち抜くかは予想がつかない。強いて言うなら、本命はプリンス関西で首位を走る阪南大高か。今年はGK中本汐音、DF高木践ら守備の実力者を中心とした安定した試合運びから、FW篠畑純也ら多種多様な選手が揃う攻撃陣の特徴を引き出して、ゴールを狙う好チームだ。インターハイはベスト16で姿を消したが、見せた力は全国でもトップクラス。後はDF小西宏登ら2年生が存在感を増せば、選手権予選でも頭一つ抜けた存在になりえる。同じくプリンス関西で上位を争う東海大大阪仰星も力が抜けた存在だ。縦のラインに並ぶDF瀬戸山翔、MF美藤倫といった実力者を中心に相手コートでゲームを進めるのがチームのスタイル。両サイドからのロングスローやセットプレーからの手堅く得点を奪うのが例年通りの特徴だ。伝統である粘り強い戦いを披露できれば上位も見えてくるだろう。二校に続くのは府1部リーグを制した履正社でMF後藤晴海、MF平岡大陽の配球を合図にFW榮龍生らが果敢にゴールに迫るアグレッシブなスタイルが光る好チームに仕上がっている。他にもJ2金沢内定のDF高安孝幸、MF田路耀介を擁する興國も楽しみな存在で、MF樺山諒乃介、FW杉浦力斗ら2年生が安定して力を発揮できれば強さは間違いない。MF堤奏一郎とFW百田真登の二枚看板を擁するインターハイ代表校の関大一も含め、代表校を巡る争いは熾烈だ。