【フォトギャラリー】東福岡 vs 前橋育英

 互いに特徴がはっきりしているなかで、それぞれキーマンを挙げるとすれば、攻撃の切り札だ。流経大柏は今大会3ゴールのMF和田哲平(3年)、ボランチのMF飯浜空風(3年)のどちらかがサブに回る可能性が高い。途中から出場した場合、流れを変える役割を担うだけに彼らのプレーが勝負を左右する。一方の前橋育英は2年生ドリブラーの白井誠也(2年)に注目したい。スピードに乗った仕掛けは簡単に止められず、東福岡との準決勝でも後半開始から出場してゴールを奪った。13分の得点はミドルゾーンで自ら仕掛けて起点となり、最後はフィニッシャーとしてネットを揺らしている。体力的にしんどくなる後半半ばになれば、白井の突破力がより生きてくるはず。1点勝負になった場合、背番号7のドリブルがポイントになるだろう。

 運命のキックオフは14時5分。両雄の攻防から目が離せない。

(文・写真=松尾祐希)

▽第103回全国高校サッカー選手権大会
第103回全国高校サッカー選手権大会