帝京DF田所莉旺

 どこが国立行きの切符を掴んでもおかしくないのがDブロックだ。最大の注目は15年ぶりの選手権出場を果たした帝京(東京B)。戦後最多となる6度の優勝経験を誇る名門校はU-18日本代表のDF田所莉旺(3年)、MF砂押大翔(3年)、FW宮本周征(2年)と縦のラインに注目選手が並ぶ。砂押が「練習の合間の水を飲み行く時も歩いていくのではなく、走るなど練習時間が限られている中でも工夫してきた。練習中もみんなで意見をぶつけ合って、良い強度と良い雰囲気が作れている」と話す通り、チームの雰囲気も良好で、上位に食い込むだけの力を持っている。

 開幕戦で対戦するのは2年連続11回目の出場を果たした京都橘(京都)。今年はプリンス関西1部で残留争いに巻き込まれるなど苦戦が続いたが、攻撃の中心だったDF宮地陸翔(3年)とDF増井那月(3年)を最終ラインにコンバートしてからはチームが安定。身体能力に長けたFW伊藤湊太(2年)なども台頭し、全国で戦えるだけのチームに変貌を遂げた。

▽第103回全国高校サッカー選手権大会
第103回全国高校サッカー選手権大会