総体予選準決勝の静岡学園戦ではPK戦の末に劇的勝利(写真＝多田哲平）
令和4年度全国高校サッカーインターハイ（総体）静岡予選。県1部リーグ所属ながら、3回戦で常葉橘、準々決勝で浜松開誠館といずれもカテゴリーがひとつ上のプリンスリーグ東海勢を下すと、準決勝では、昨夏全国ベスト4で、今季プレミアリーグWESTに所属する静岡学園をPK戦の末に撃破。そして決勝ではまたもプリンスリーグ東海勢の藤枝明誠を打ち破った。
【フォトギャラリー】令和4年度全国高校サッカーインターハイ（総体）静岡予選 決勝 磐田東 vs 藤枝明誠
痛快な快進撃で16大会ぶり2度目のインターハイ全国出場を決めた磐田東。その注目校を率いるのは山田智章監督だ。
教員生活30年目を迎える指揮官は、いま何を想い、選手たちと接しているのか。
全4回に分けたインタビューの第3回では、磐田東で目指しているもの、選手のどこに注視しているかを明かす。
――インターハイ予選の準決勝・静岡学園戦でも押し込まれている状況で、選手たちが積極的に話し合っているのが印象的でした。
確かにゲーム中に話すようになりました。それは成長だと思いますね。
――インターハイ予選での成長ぶりは予想外でしたか？
まったくの予想外ですね。インターハイ予選の組み合わせが決まった時に、ひとつの目標として準決勝の静学戦までは行きたいという話を選手たちにしていました。そこで現時点での立ち位置を確認したいよねと。ただ地区予選を抜けて県大会に入って、常葉橘や浜松開誠館といった強豪校に勝ち続けたことで、選手たちに自信が見えてきていました。
