東急SレイエスFC テクニカルダイレクター柳川信氏

 中学生・高校生年代を対象とし、サッカーはU-18、フットサルはU-15まで活動の幅を広げている東急SレイエスFC。横浜市青葉区を活動の拠点にし精力的な活動を展開している。U-18監督でありアカデミーダイレクターである阪本洋平氏に続き、テクニカルダイレクター柳川信氏にお話を伺った。

ーークラブがアカデミーダイレクター、テクニカルダイレクターを配置する狙い。

 今年度クラブの歴史は21年目となります。創設期から多くの人がこのクラブを支えてきました。ジュニアユース年代だけでスタートしたクラブが今やカテゴリーも増え、フットサルチームも持ち、スクールブランドにもなり、指導者は50人以上、会員は3000人を越えるクラブとなりました。そして、多くのコーチングスタッフがいる中で、選手・スタッフが世代を越えても全員が同じ哲学や価値観を持つために「プレーモデル」を策定したわけですが、日々変化していく時代とフットボールに適応していくには、クラブも日々進化しなければなりません。
 そのために、アカデミーダイレクターである阪本が統括しながら進むべき方向性の舵を取り、その中でも指導面やプログラムなど、よりテクニカルな領域を司る役割として私がテクニカルダイレクターとして配置されました。
 互いにカテゴリーの監督をしていることもあり、役割を分担することで、今日を守りながらも明日を切り拓き、クラブをいっそう推進させていこうという狙いです。

ーーテクニカルダイレクターの役割。

 テクニカルダイレクターとしての役割は、総じて”品質管理”です。品質とは、指導でありトレーニングプログラムです。指導面ではチーム指導のモニタリングと指導者研修プログラムの構築、プログラム面ではメソッドやカリキュラムの管理と改良が具体的な仕事になります。

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▽東急SレイエスFC オリジナル育成メソッド”Rメソッド”
オリジナル育成メソッド”Rメソッド”