東急SレイエスFC U-18の阪本洋平監督

 中学生・高校生年代を対象とし、サッカーはU-18、フットサルはU-15まで活動の幅を広げている東急SレイエスFC。2019年度に立ち上げたU-18チームの監督の阪本洋平氏のインタビュー、【前編】【中編】に続く【後編】ではU-18チームについて更に詳しくお伺いした。

――真髄に切り込ませてください。U-18チームの位置付け、目標があれば教えてください。

 U-18には、当時のような情熱と野心の象徴となり、クラブが更なる成長を遂げるための原動力になる役割があると思っています。また、我々が考える育成の成果を発揮する場としても機能しなくてはならないと思っています。
 もちろんそういった意味では、U-15から昇格する選手たちが大半を占めていくようになることが理想です。しかしこの1年間、1期生が16歳ですがまだまだ変化しますしその様子を目の当たりにすることができましたので、そこを絶対条件としてこだわるのではなく、「ここで成長したい」「サッカーが上手くなりたい」「高校で化けたい」といった、それこそ情熱と野心を持った選手たちが集まってきてくれるようなチームにしていくことが目標です。実際にそうさせてあげられる環境と力を付けたいと考えています。2年後、または6年後に、プロから声のかかる選手を輩出したいです。
 本当に選手のポテンシャルというのは無限大で、本人の意思と経験、発想の転換と習慣の改善さえあれば見違えるように成長します。それはU-15から昇格してきてくれた選手にも、新しくレイエスに一員になってくれた選手たちにも言えることで、1年目を終えただけでそう思えるように頑張ってくれた1期生(新高校2年生)のメンバーには大変感謝しています。
 だからこそ、そういった選手たちにより見合ったステージでプレーさせてあげられるように、リーグなども一つひとつ昇格させていきたいです。

――阪本監督が目指すサッカーについてお聞かせください。

【次のページ】 "マインドで勝り、変化のあるサッカー”を…