村島孝史代表(以下、村島)
 サッカーというワードだけではなく、大学は社会に出る最終段階ですので、自分がどういった職種で働きたいかだとか、将来を本当の意味で見つめる場だと思うので、そういう意味ではサッカーを通じて、サッカーの勝ち負けだけではなく、社会に出る準備として色々なアプローチをできればと思っています。

今回、「サッカークラブと学校と企業」と掲げているのは、単純にサッカークラブと学校が組んでサッカー部を強化するというだけではなくて、企業と子供たちが繋がることで違う作用が出てくると思っているからです。

ただ、選手たちもサッカーをずっとやってきて、スポーツの素晴らしさは間違いなく社会に出ても大切な部分になってきます。そういう意味ではこの子供たちが卒業して、どういう風に社会に出ていくのかっていうのが、先生方もうちのスタッフも楽しみな部分ですね。

大学を卒業したら社会に出てお金を稼ぐということに直面しますので、そこでサッカーの仕事でお金を稼ぐのか、他の仕事でお金を稼ぐのか、という選択も出てきます。僕らは下の年代もクラブで教えていますが、小学生や中学生はサッカーが楽しくて、サッカーで生きていけます。でも大学生は大学を卒業したら、サッカー選手以外はサッカーだけで生きていくということを取り上げられてしまいます。今回ティアモとして関わらせていただいている以上、そうなった時にちゃんとした人間として選手たちを社会に送り出さなければいけないという責任があると思っています。

もちろん、サッカーの部分でも彼らの夢に寄り添って僕たちも全力でやります。それと同時に、学校と企業と一緒になって社会に出るための準備ができたらと思っています。

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