IPU・環太平洋大学サッカー部(写真提供=IPU・環太平洋大学サッカー部)

 2007年創立のIPU・環太平洋大学は、新鋭校ながらもJリーガーを輩出するなど中国地方の強豪としても注目を集めている。チームを率いるのは横浜フリューゲルスや川崎フロンターレなどでプレーした、元Jリーガーの桂秀樹監督。今回はそんな桂監督に、注目の選手や印象に残っているゲームなどについての話をうかがった。

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――新チームで「この選手はおもしろいな」とか、中心になりそうな選手はいらっしゃいますか?

 今年は4年生がすごく少なくて、年末年始にかけて面談をするなかでゴールキーパー1人、フィールドプレーヤー2人に残ってもらうようにしました。あと3年生、2年生で合わせて15~16人、そこに新入部員14、15人をトップチームで活動させてみようかなと思っています。その新入生がどれくらいできるのかなというところに一番期待しています。もちろん最初は上級生のほうが力強さとかスピード感はあって、慣れるまで時間はかかるかもしれないですけど、夏くらいまでで新入生も上級生のスピード感やフィジカルなどに慣れてきますし、そこでどれくらいの選手が台頭してくるのかなというところに今年は期待をしています。

――だいたい毎年4年生は少なくなったりするんですか?

 ここ数年ですね、少し新入生を多くトップチームに入れています。というのは、4、5年前から新人戦が大学のほうでも始まりまして、最初は中国の地区大会でなかなか勝てませんでした。というのも、他のチームはIリーグで新入生を使って、試合経験を積ませるのですが、IPUでは新人戦の直前にいろんなカテゴリーから何人かをピックアップして、寄せ集めのチームで試合をしていたんです。でもやはりまとまりは良くなく、なかなか勝てない時期が続いたので、何か変えないといけないなと思って。そこから中国社会人リーグを1、2年生のチームで戦うことにしました。またAチームには期待できそうな新入生を少し多く入れたりとかしたところ、2年連続で予選を勝ち抜けることができて全国大会に出られたので、数年前からそういう形に変えるようにしています。

 やっぱり新入部員を十数人も入れると、1年間でなかなか試合に出られない選手も出てきますし、力の差は見えてきますので、そういった1年生を次の2年生の時に、中国社会人リーグやIリーグに移して、そこで試合の経験を積んでもらう。そういったところでまた出てくる選手もいるのかなと期待しながら、今のような状況にここ数年はなっています。レギュラーで試合に出られる上級生だけをできるだけ残していく、というようなチーム編成になりつつあります。

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