竹林葵(写真=河野正)

――中学時代から勉強とサッカーを両立させていますが、そのコツを教えて下さい。

 中学の時はテスト期間になると、学校ワークを繰り返し何回もやりました。テレビを見るのも控えるようにし、部活動がない時は集中して机に向かって勉強を頑張りました。高校に進学してからもベースは変わりません。勉強はメリハリをつけるのが最も効果的だと思うので、短時間で全精力を傾けて集中することです。浦高の先生から聞いたのですが、“勉強に没頭している時は部活動のことは考えず、部活動に励んでいる時は勉強のことを忘れる”と、ある先輩が言ったそうです。サッカーの練習中は、それまでの6時間授業から1度離れて部活動に集中し、練習が終わったら頭を切り替えて勉強に取り組むことがキーポイントではないでしょうか。やはりメリハリだと思います。自分は勉強中に少しでも眠くなったら、そこで粘らずに10分と決めてタイマーをかけて仮眠するんです。これをすると頭がクリアになるので、時間を決めて仮眠を取り、起きたらぱっと再開すると効果的です。

――古豪のサッカー部に入った感想はいかがですか?

 上手な選手がけっこういるなと思いました。2つ上は強いチームで、自分が1年生の時に佐野日大高校と練習試合をして勝ちました。佐野日大はその年の全国高校選手権でベスト8に入ったチームでした。違う学年と交流を深める目的で実施したミニゲーム大会をやった時も、うまい人がたくさんいて感心しました。テクニカルな選手も多く、想像していた以上に部活動に熱心に取り組んでいるという印象を持ちました。

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