東北学院校門(写真=小林健志)

――勉強もサッカーもしっかりできる学校に入って良かったことは何でしょうか。

 サッカーと勉強、大変だよねとはよく言われるのですが、逆にサッカーに集中できる環境だと自分は思っています。勉強を学校でやらせてもらえるからこそ、部活の時間は部活優先でできますし、夏休みも部活優先でできています。良くも悪くもサッカーに全てをかけていない校風ですが、学院に来て良かったなと思うのは、勉強をしっかりできるからこそサッカーに本気になれるところだと思います。もちろん練習時間は仙台育英や聖和学園と比べると少ないですが、その分サッカーに集中できていると思います。

――サッカーのプレー面で勉強が生きているところはありますか。

 自分のプレーを振り返るのはなかなか難しいと思うのですが、みんな自分の意見を伝えるのがうまいです。熱意が他の高校と違う方向にあって、僕たちの中ではサッカーだけでなく、サッカーも将来もと考えていて、いろんなところで勉強の知識がサッカーのプレーに上乗せされています。勉強しているからこそ、サッカーに対していろんな考え方ができるのは、もしかしたら他の高校よりあるのかな、と思います。

(文・写真=小林健志)