東北学院イレブン(写真=小林健志)

 東北学院は受験型(一般受験を狙う)の人と指定校型(指定校推薦を狙う)の人がいます。自分は指定校型なので、学校の勉強についていくことが一番です。学校生活での授業も大事にして課題もしっかりやります。受験型の人は1年生の時の復習や予習も大事になりますが、自分は指定校型なので、今の学校の進度にコミットしていくような勉強のやり方をして、今勉強しているところの復習や予習を大事にしています。公立校ともまた違う特殊なやり方かもしれません。

――昨年はプリンスリーグ東北があり、バス移動もたくさんあったと思います。そんな中どうやって勉強していましたか。

 プリンスリーグ東北があった時期は、毎週のように小テストがあったので、小テスト向けの勉強をバスの中でやっていました。印象的だったのは6月の東北高校サッカー選手権大会に行った時は学校の試験期間と被っていて、(本来は試験期間の1週間前から部活が休みになる)試験休みが取れませんでした。宿に着いたら特別な集合場所が用意されていて、夕飯を食べたらみんなでそこに集まって試合前ですが夜まで勉強していました。

 あと、プリンスリーグ東北でベンチスタートが続いた時期は試合の前の日でも遅くまで勉強していました。試合に出ているメンバーはケアも大事ですが、あまり出ていないメンバーはもちろん勉強も大事なので、移動中は単語帳などを開いている人もいます。学年トップクラスの人もいて、毎日勉強していますね。

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