――勉学とサッカーを両立できた理由ですが、どこにあるとお考えでしょうか?

 着手したことを最後まで貫き通したいという気持ちに加え、単純に両方とも楽しかったからだと思います。自分は勉強もサッカーも、ずっと楽しんできたと思っています。中学3年で一度サッカーを辞めましたが、高校に進学したらやっぱりやりたくなったんですよ。仮入部したらすごく楽しかったので、また始めることにしました。勉強にしても分からないことを知りたい、答えを出したいという思いが強く、解けた時、答えが出た時の快感というかうれしさはとてつもなく大きいものですね。

――3年生になってからは勉強時間も増えたとのことですが、部活動との比率はどのくらいでしたか?

 3対1でさすがに勉強のほうが比重は高くなりました。

――3年間過ごし、大宮高校の校風をどういったところに感じ取っていたのでしょうか?

 そうですね、まずどの生徒もまじめでパーソナリティーの優れた人ばかりだということです。励まし合い支え合い、勉強と部活動の両方で頑張っている人がすごく多いんです。人間的にも優れ、特に寛容なところが特長だと思います。

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