――慶應志木に入学したからこそ発見できたことは何でしょうか?

 受験がない分、時間を気にせず大好きなサッカーに没頭でき、納得するまで打ち込めたのは本当に幸せでした。それに加え、ここに入って自分で考える力が付いたと思います。中学の時は言われたことだけをやっていれば良かったのですが、慶應志木はそれでは通用しません。自分がいい選手になるためにも、考えながら何をすればいいのか、しっかりと判断できないといけないと思う。考えて考えて、行動する力が備わったように感じます。

――全国高校選手権予選は、1次予選の代表決定戦で敗退してしまいました。

 実は今シーズン、県大会には1度も出場できていなかったんです。全国高校選手権予選にしても、昨年まで3年続けて決勝トーナメント1回戦で負けているので、1次予選を突破して1勝したかったですね。               

(文・写真=河野正)