試合風景

 文武両道の良さはありながら、これまで福島監督は勉強に全力を注ぐ分、サッカーにかける熱量に少し足りないと感じることもあったという。「僕としてはもっとサッカーにかける思いを強くなってほしい。プロを目指してほしいし、本気で日本一を目指してほしい。勉強という逃げ道を作らずに、ちゃんとサッカーと向き合おうと話をしている。どっちもできるんだって証明してほしい」。そう熱く話す福島監督は、“プロ”と“日本一”というワード言い続け、選手の意識を変えようとしてきた。

 本気でサッカーとも向き合うため、進学校でありながら長期休みの遠征は多い。冬休みは東京、春休みは鹿児島と沖縄、夏休みは福井と静岡に出向いて強豪校が参加するフェスティバルに挑む。その他にも福島監督の母校である東海大福岡に訪れ、胸を借りることもある。「うちの強みはいろんなところに遠征へ行き、いろんなチームと対戦できること」と話すのは福島監督だ。

【次のページ】 全力で文武両道を突き進む三田学園【文蹴両道】(6)