
ゴールを喜ぶ城西国際大イレブン
追いついた前半の良い流れをそのままにと、メンバーを変えず後半へ臨む城西国際大。
雨はますます強まり、前半より更にピッチに水が含まれ、ボールが止まるシーンが多く見られる。そんな状況の中、後半開始早々相手に攻められるもDF陣が冷静な判断で大きくボールをクリアする。
試合途中、アクシデントで一時試合が中断するも、集中力をきらさず懸命にボールを追い続ける城西国際大。前半同様、前線へ積極的にロングボールを入れゴールを狙っていく。
するとパスを受けたFW井之元和之がボールをコントロールし、狙いすましたシュートを放ち2対1と逆転に成功する。その後も攻撃を緩めない城西国際大は、フリーキック、コーナーキックと次々チャンスを獲得。追加点こそならないものの、明海大にプレッシャーを与えていく。
なんとか追いつきたい明海大も懸命に前線へボールを運ぶが、守備陣が体を上手く使い相手の攻撃の芽を摘む。試合中盤、MF村下和也に代えてMF米澤康太を投入。すると、MF米澤康太が懸命に右サイドを駆け上がりチャンスを作っていく。雨の激しさはさらに増し、ますますボールが止まり思ったようなプレーができない状況の中、それでも枚数をかけて懸命に前を向き、ゴールを狙っていく。なかなか最後のシュートまでいけない時間帯が続く中、MF桑野淳史が状況を打破しようとシュートを放つ。得点には結びつかないものの、我慢を続けるチームに勇気を与えた。
アクシデントもあり後半のアディショナルタイムは6分。相手に前線まで運ばれるもDF陣が懸命にゴールを守りきり、試合終了のホイッスル。2対1と逆転勝利を収めた。
城西国際大は攻守共に最後まで緩めず、絶対勝つという気持ちが全面に出た試合となり、最終節まで優勝の望みをつないだ。
「自分達だけではなく、相手の選手達もこの状況の中、よくやってくれた。その中で勝てたのは大変嬉しく思う」と今日の試合の感想を話してくれた小山監督。次節はついに最終節。「頑張ります、やるしかないです」と重みのある言葉を残してくれた。
優勝争いは最終節までもつれ込んだ、混戦の千葉県大学サッカー1部リーグ。優勝の可能性を残した城西国際大は次戦、ホームに国際武道大を向かえる。悲願の優勝をつかむためには勝利が絶対条件となる。最終節、ホームで笑顔で喜び合う姿を見たい。
(取材・文・写真=伊藤千紘)

