得点を決めたDF重行とアシストしたDF徳元

 残された時間は45分。城西国際大は、前半同様のメンバーで後半に臨む。城西国際大のキックオフではじまると、MF加藤潤也が積極的に前線へボールを運んでいく。するとそのMF加藤潤也のロングボールがFW井之元和之、MF村下和也の元へ渡り、いきなり国際武道大ゴールを脅かす。
 その後、コーナーキックのチャンスを獲得。キッカーはDF徳元悠平。絶妙なボールがゴール前に渡るが、得点に結びつかず。以降、サイドから攻撃リズムを作っていき、ゴール前に枚数をそろえていくが、得点に結びつかず我慢の時間帯が続く。

 そんな状況を打破しようと城西国際大は、MF村下和也に代えてFW米澤康太を投入。
 すると、DF徳元悠平が左サイドをえぐり前線へクロス。FW香川滉太がヘディングで合わせゴールネットを揺らすも、その前のDF徳元悠平のボールがゴールラインを割ったとの判定で得点が認められず。その後も、MF小栗和也からの絶妙なスルーパスにFW米澤康太が合わせゴールへと押し込むも、今度はオフサイド。得点は認められないものの、ゴールの匂いが確実に濃くなっていく。
 後半27分、コーナーキックのチャンスを獲得。DF徳元悠平から、前線にあがっていたDF重行拓也がヘディングで合わせゴールネットを揺らした。文句なしの綺麗なゴール、待望の先制点をあげると、DF重行拓也はつかさず応援席へ駆け寄り喜びを分かち合った。

 有利な試合状況となった城西国際大であったが、その直後、自陣ゴール前にボールを運ばれシュートを打たれるも、スライディングしながらシュートをブロック。しかし、ボールが手にあたったとの判定から相手にPKを与えてしまう。それを決められてしまい1対1。振り出しに戻る苦しい試合展開となる。
 そんななかでも果敢にゴールに向かっていく城西国際大学。状況を変えようとMF桑野淳史に代えMF鯉沼将希を投入。すると途中出場のMF鯉沼将希、FW米澤康太とつなぎ、MF井之元和之へ。シュートを放つも惜しくも枠をとらえることができず。また、DF近藤諒大のスローインがFW米澤康太へ。自身で前線まで持ち込みシュートを放つも、わずか枠を外れる。MF加藤潤也に代えて、今季初出場のFW清野大樹を投入。3枚目のカードを切る。
 ロスタイムは3分。なんとしてでも勝利したい城西国際大はDF陣も前線へ上がりゴールを狙い続けていく。DF近藤諒大のパスがFW井之元和之へ渡るも惜しくもオフサイド。長身のDF廣瀬智行が競るなどしてゴールを狙うも、追加点は挙げられないまま試合終了のホイッスルが鳴り響いた。

 春期、秋期を通じ今期リーグは2位という結果で幕を閉じた。優勝という目標を叶えることは出来なかったが、毎試合での選手たちの勝ちきることへの気持ちや最後の最後まであきらめずに走り続ける姿に何度も心を打たれた。悔しい結果に終わったが、これをバネに悲願の優勝をかけ来年も戦い続けてほしい。

(取材・文・写真=伊藤千紘)