
後半から登場した村下和也が仕掛ける
1点を追う城西国際大は後半スタートからアンカーの松川翔に代えて左利きのアタッカー、村下和也を起用。4-3-3から4-2-3-1(もしくは4-4-2にも見える)に変更し、より攻撃にシフトした。リスクを負いながらも両サイドに人数をかけるようになり、相手ゴールに迫る回数が増えていく。
そんななか、後半17分に左サイドで得たFKのチャンスを生かし、振り出しに戻す。キッカーの山之内裕太からリリースされたボールをファーサイドに回り込んだ右CBの廣瀬智行が頭で合わせた。その直後にも再び廣瀬智行がヘッドでねらうなど、俄然、勢いづく。
ところが、警戒していたはずのセットプレーとカウンターからやられてしまった。後半25分に2点目を献上し、さらに後半33分にも失点を重ね、万事休す。「ここ3試合、セットプレーでやられていたけれど、そこはチーム全体の課題。“みんなで止めるんだ”という気持ちが足りなかった」とGK大野哲煥がほぞをかむ。
後半39分に村澤桂輔に代え、小栗和也を投入したものの、スコアは変わらず、終わってみれば、無念の1対3。この結果、城西国際大のリーグ最終順位は3位に後退してしまった。
「どのチームも目の色を変えて、必死になって食らいついてくる。そういう相手に対して受け身になるのではなく、それ以上の気迫や球際の激しさ、攻守の切り替えなど、ベーシックな部分をもっと高めていく必要がある。(上位対決となった)リーグ終盤の3試合が1分け2敗。この結果を受け止めないといけない」と、小山哲司監督は総括する。
今季のリーグ戦は全日程を終了した。悲願達成へのチャレンジは来季に持ち越されたわけだが、「千葉県リーグで優勝して、関東にいってほしい。ひとつでも上のレベルで戦えるよう、みんなで力を合わせて頑張ってほしい」と4年生たちは後輩たちにエールを送っている。
(取材・文・写真=小室功)

