
この日、2得点の1年生FW安川章太
大量得点の口火を切ったのは2トップの“ダイキコンビ”だ。前半4分、ペナルティエリア近くで相手ボールを奪ったFW清野大樹からのヒールパスに1年生FWの武内大輝が反応し、そのまま持ち込んできっちり先制点につなげた。
「公式戦の初先発のチャンスをもらったので、自分のよさを出してゴールを決めたいと意気込んでいた。パスを受けたときは迷わずシュートまでいこうと思った。こういう試合は先制点が大事だし、結果を出せて素直にうれしい(笑)。でも、ほかにも決めるべきところがたくさんあったので、そこは反省点。課題であるファーストタッチをもっと高めていかないといけない」と、FW武内大輝は向上心を口にする。
追加点を奪うまで、やや時間を要したものの、21分に右MFの伊波佑真が左MFの黒木利樹の折り返しをスライディングしながら決め、29分と31分にFW清野大樹が立て続けにゲット。さらに前半終了間際にMF伊波佑真がこぼれ球を難なく押し込んだ。
後半のスタートから2トップと左MFを代えた。すると、3分に入ったばかりのFW板橋快幸がズドンと決め、チーム6点目。18分と27分に同じく交代出場のFW安川章太が2得点し、采配がズバリ的中する。
「僕の持ち味は走って、走ってチームを盛り上げること。もちろんゴールもねらっていたけれど、2得点したのはみんなが自分のところにボールを集めてくれたから。今年最後の公式戦に勝つことができたのがよかった」と、FW安川章太は感謝の意を表しつつ、チームの白星発進を喜んだ。
今大会は一発勝負のトーナメントだけに負けたら終わり。一歩一歩、階段を上がるように堅実に歩んでいくことが求められる。キャプテンを務めた左SBの岸秀忠は「試合の入りからしっかりいこうと思っていた。もっと決められるチャンスはあったけれど、前半で5点を奪ったことで楽になりましたね。前の選手は自分の持ち味をどんどん出してもらえればと思っていた。後ろの4枚は失点しないよう、特にリスクマネジメントを心掛けていた。その結果としてゼロで抑えられたことはよかったんじゃないかと思う」と、チーム全体を見渡しながらプレーした。
次の対戦は2016年1月31日、会場は同じ城西国際大グラウンド、11時キックオフを予定だ。
(取材・文・写真=小室功)

