
途中出場のFW鯉沼
後半、城西国際大はMF村下和也に代えて、秋期リーグ初出場のMF鯉沼将希と1枚目のカードを切る。するとそのMF鯉沼将希が、序盤から前線を駆け回り攻撃リズムを作り出す。なかなか追加点には結びつかなかったが、ボディブローのように相手を着実に崩していった。
すると後半18分、MF米澤康太の正確なパスがFW加藤潤也へ渡ると、そのまま右足を振り抜き3対2。待望の逆転勝ち越しゴールを挙げたFW加藤に選手たちが駆け寄り喜びを爆発させた。
後半中盤には、DF中原翔矢に代えて、秋期リーグ初出場のDF重行拓也を投入。
後半32分には、MF米澤康太のボールがMF鯉沼将希へ。それをFW香川滉太が決め4対2。今期初出場で初得点のFW香川は「なかなかリーグに出場できる機会がなかったので、久しぶりに試合に出場できて少し緊張もしました。トップでやるということはチームの代表になること。だから1点でも取りたいと思っていたので、得点できて良かった」と笑顔を見せた。
後半終盤には、得点を決めたFW香川滉太に代えてMF竹本佳を投入。そのMF竹本佳からMF米澤康太に渡りFW鯉沼将希がシュートを放つも惜しくもクロスバー。追加点こそならなかったが、最後の最後までゴールを狙い続けた城西国際大は4対2という結果で勝利を収めた。
選手たちを支え続ける京谷コーチは「勝って良かったです。難しい試合にはなったけど、こういう試合でも勝ちきる強さは去年よりも成長を感じます。何点も取って調子にのるよりは、ピリッとしたゲームの方がチーム的には締って残りの3連戦に臨めると思います。残りの試合は、気持ちの部分がとても大きく占めてくると思うので、俺たちが勝つんだという気迫とかが前面に出てくるといい結果につながると思います。次も精一杯頑張ります」と話してくれた。
また、小山監督は「ミーティングでカウンターとセットプレーは気を付けようと話していたのに見事にやられました」とまず反省を口にした。だが、手ごたえも感じたよう。
「今日の試合も引き分けも負けもあったような試合。それでも勝てたことは次につながる。残り3試合、絶対に勝つんだという強い気持ちを持って戦う選手の姿が見たいし、喜びを爆発させるようなプレーをしてもらいたい。ここまできているわけだから、きっと選手たちはやってくれると信じている。次の試合が楽しみ」と話してくれた。
毎試合難しいゲーム展開を最後まで粘り強く戦い抜いている城西国際大。「勝つこと、勝ちきることの大切さ」が毎試合後、選手たちの口から聞こえてくる。難しい試合を戦い抜いているからこそ、試合を重ねるごとに勝ちきる強さが出てきているようだ。
次戦は、28日アウェイで中央学院大を向かえる。春期リーグでは攻めながらも0対3と敗れている相手だ。貪欲にゴールを狙い、勝ちきる姿に期待したい。
(取材・文・写真=伊藤千紘)

