加入内定会見風景

 2人は獲得に至るだけの可能性を秘めた選手だと口にするのは、岩本GM補佐。「咲本君は絶対的に必要な高さを持っていますし、手足の長さを生かしたボール奪取力もある。現在のCBに求められる攻撃能力も備えている。川田君に関しては実際に練習参加してもらい、アグレッシブで前を向いたら怖い選手だと感じました。自分の特徴をしっかり表現してくれて驚きましたし、嬉しくもあった」。

 近大附としても高卒でのJリーガー誕生は京都サンガF.C.などでプレーした辻本茂輝氏以来実に28年ぶりで、チームとしての期待も大きい。咲本は2歳上の兄・樹も近大附のサッカー部でプレー。評判を聞きつけた寺師監督がスカウトに動いたという。「特徴である手足の長さを生かしたボールハントの能力は中学生の頃から光るものがあった。DFですが、持ち出すドリブル、ビルドアップ、長短のパスなども中学3年生の頃から光っていた」(寺師監督)

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