試合を見守る夕陽丘の望月浩平監督

 1月29日、令和3年度大阪公立高校プレ大会予選グループが各地で行われ、いグループ夕陽丘vs桜宮は、FW中田昂佑とMF横田大輔がともに2ゴールの活躍で夕陽丘が4-0で桜宮を下した。

 ゲーム後、夕陽丘を率いる望月浩平監督は「桜宮さんをリスペクトして昨日から、ちょっとピッチが狭いのと過去にもやらせてもらったことがあるので、どういう戦術で行くのかを選手たちが考えて、それを今日自分たちでやろうとしたのが良い結果に繋がったのかなと思います」と試合を振った。

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 5本中4本のシュートがゴールに結びついた決定力に関しては「新チームになってからここにくるまで、攻め込んでても得点が入らずカウンターで仕留められるというゲームが多くて、ずっと決定力が課題だったところで、今日は1対1を仕留めたりセットプレーのゴールもありました。チームとして苦しんでいた分、凄く自信にもなりましたし嬉しい勝利でした」とコメント。

 そして「やっぱり"公立のチームに負けたくない"っていうのはありますし、"打倒私学"というのもありますけど、そういった意味で選手たちのモチベーションは凄く高いですし、もちろん次のリーグだったりインターハイ予選に繋げていく強化の部分もあるんですけど、チームとしては『このタイトルを取りたい!』という強い想いでやっています」と今大会への意気込みを語った。

 昨年のインターハイや選手権ではシード校が出てくる4回戦まで勝ち進んだが「去年は関大北陽と摂津に負けたんですが、その時の中心メンバーが今の選手たちなので"シードを倒すぞ!"という部分は強くあります」とまずは去年を超える5回戦進出を果たしたいと話した。

 今年のチームについては「チームの主体性を大事にしていています。自分たちで考えて判断をしてプレーしたり修正したりという事をチームとしても大事にしていますし、それをこの子達がやろうとしていて、足りないところは補おうとしますし、そういった意味で清々しいというか前向きでよく頑張るチーム」と評価した。

 さらに「きょう点を取った子(FW中田昂佑)もそうですが、学年トップの成績で学校の中心になって勉強も頑張る子がチームを引っ張っているので、サッカーだけじゃなく色々頑張れる子達なので、凄く楽しみなチームです。普段の練習は2日に1回で、ハード面でもピッチが狭いという環境の中でも凄くモチベーションは高いですし、環境のマイナス面はありますが、その中でも何が出来るかを考えることが出来る子達なので、今日は結果が出て嬉しいです」と話した。

 (文・写真=会田健司)

▽令和3年度大阪公立高校プレ大会
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