帝京戦で2ゴールの活躍(写真=多田哲平)

 10番で、キャプテンで、CF。その存在感は圧倒的だった。

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 國學院久我山は10月5日、第101回全国高校サッカー選手権東京予選の2次予選Aブロック準決勝で帝京を3-2で下して決勝進出を決めた。

 2ゴールで勝利の立役者となったのが、FW塩貝健人(3年)だ。

 10分に敵陣中央で相手を背負いながらボールを受けると、左、右と体を揺さぶりマークを外し、素早く左足を一閃。鋭いシュートをゴール左隅に突き刺した。チームを勢いに乗せるとともに、自身も流れに乗る貴重な先制弾だった。

 「練習で1週間やって1本出るようなシュートでした。この本番で持ってこれたのは、自分が練習を大事にしてきた成果だったかなと思います」

 2点目も値千金。1-2のビハインドで迎えた53分、MF保土原海翔(2年)が放った右CKのこぼれ球にすかさず反応して決め込んだ。味方に勇気を与える同点ゴールとなり、チームはそのまま逆転に成功した。

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▽第101回全国高校サッカー選手権東京予選
第101回全国高校サッカー選手権東京予選