作道は都立片倉との1回戦に続く2点目。「今日はサイドで仕掛け、中に入った時は守備の裏を突くことを求められました。ディフェンスが頑張っていたので何とか取りたかった」と、大きな仕事をやり遂げた感想を口にした。

 問題はまだ40分以上もある後半だ。堀越の攻勢は前半と同じように続いた。3分、14分、20分、23分、24分、27分……。このうち3度あった絶体絶命の危機を守護神・髙橋が、ビッグセーブで救った。中列後方では平間右庵が、激しい当たりと1対1で強さを発揮し、ピンチの芽を次々と摘み取った。堀越のキーマン、仲谷にもそう多くの決定的な仕事をさせなかった。

 5分の追加タイムが終わり、サッカーでは最も難しい1-0というスコアで勝利した。

【次のページ】 昨年選手権4強の堀越を撃破 日大豊山サッカー部、関東大会出場を弾みに高校の看板運動部に栄達できるか (5)

▽令和6年度関東高校サッカー大会東京予選
令和6年度関東高校サッカー大会東京予選