次に生活面について。まだ住んでから間もない期間ではありますが、とても静かで穏やかに過ごせています。気候は東南アジア近隣諸国とほぼ同じくらいだと思いますが、12～2月の乾季には15℃前後にもなると言われています。最近は朝晩共に肌寒くなってきました。

　　先日ラオス北部のウドムサイ県に遠征に行ってきましたが、標高も少し高い地域ということもあり朝は霧が強く、朝晩は上下ジャージが必須でした。

　食事の面では特別不便はしていません。ラオス料理はどちらかというとタイ料理に近い味付けでしょうか。どの料理にも唐辛子が入っていることが多いです。ご飯もの、麺類、ラオス風の鍋や焼肉もあります。「どれだけ辛い物を食べる事が出来るかが一つのステータス」という話を現地ラオス人に聞いたことがありますが、その真偽はさておき。
　普段は現地の料理を食べています。日本食レストランもあるので、日本料理が食べたくなった時はお世話になっています。

　これからの生活を通してもっと色んな事が起きると思いますし、その都度に自分なりに噛み砕きながら学んでいきたいと思います。
　ラオスでは人前で怒られる事があまり良しとされていません。カンボジアでもこの傾向はありましたが、サッカーをする上では効率的ではないと感じる事もあります。しかしポジション柄も含めてそんなことは言っていられません。そこは変えずにやっていくしかないと思っています。

　外国人選手として求められる以上、チームスポーツでありながらも、より個人競技であるとも言えます。同時に、国や文化を自らが受け入れる姿勢を持つことで、自分の周りに変化が起きてくる事もあると思います。そのバランス感覚を大切にしながら、ラオスで確固たる地位を築けるように精進していきたいと思います。

ありがとうございました。

■ラオス豆知識
正式名称は「ラオス人民民主共和国」
人口651万人
国土面積は24万平方キロメートル。多くが山岳地帯。
おもな産業は農業。労働人口の8割が農業に従事しているため食料は豊富で心が豊かだと言われる所以でもある。原生林の中をメコン川が流れる「森の国」。