駒澤大学高等学校の2番手島、5番小林、4番大岡、18番内田から形成される強靭なDFライン、大事な場面で勝負強さを発揮する6番林、8番清水は運動量と技術を活かし中盤で存在感を発揮し、10番原田は相手を背負っての対人プレーを熟知し、11番小林はスピードを活かして最終ラインで駆け引きをする。

 早大学院11番高橋は最終ラインで、9番清岡は前線で、強靭な駒澤大学高等学校の選手に対し対抗する。7番平部、10番辻幸はスピードとアジリティを活かし、右サイドとバイタルと裏のスペースを使う。33分、早大学院10番辻幸が右サイドに展開し、7番平部がタイミングよくアーリークロスを上げると、裏に抜け出した9番清岡がフリーで受ける。これをシュートするも、僅かゴールの外。ビッグチャンスをものにできない。そして、前半は2-0のまま終了。

 エンドが代わった後半24分、駒澤大学高等学校9番鈴木成亜が高い位置でフリーキックを得ると、7番松本が蹴ったフリーキックに10番原田がヘディングで合わせ3点目を奪取。32分、駒澤大学高等学校11番小林がDFラインの一瞬の隙をつき、インターセプト。キーパーとの一対一を身体ごと押し込み4-0と試合を決定づけた。4番四方、5番穂先、9番清岡、11番高橋とフィジカル的にも恵まれている選手や10番辻、7番平部、8番上田など技術的にも質の高い選手を揃えていた早大学院だったが、暑いな中1試合をしっかりと闘い抜いた駒澤大学高等学校の個々人の能力とチームのメンタリティが上回ったか。試合は4-0で駒澤大学高等学校が早大学院を破り、2回戦に駒を進めた。

(文・写真=石津大輝)