苦しみながらも大阪商大高がPK戦の末に勝利
9月7日、第98回全国高校サッカー選手権大阪予選3回戦が行われ、PK戦の末に大阪商大高が芦間を下し4回戦に進出した。
前半から青のユニフォームの大阪商大高は10番MF松永海を中心にした攻撃で試合のペースを握る。それでも大阪商大高がチャンスを生かしきれずにいると、白黒のユニフォーム芦間は24分ワンチャンスを17番FW長谷川憲大が生かし先制する。その後も商大高が押し気味に進めるもそのまま前半は終了。
後半、大阪商大高は一層圧力を強める。1点をリードしてる芦間はリスクおかさず、スピードのある前線を生かしたカウンター狙い。一方的に攻める大阪商大高はセットプレーのチャンスが度々あったが生かしきれずに時間が経過していく。このまま芦間が守り切るかと思われたが66分、大阪商大高に待望の同点弾が生まれる。混戦になったボールに10番MF松永海が反応して値千金の同点弾を叩き込む。その2分後にも交代で入った大阪商大高19番MF山下悦男がキーパーの目の前で浮き球に上手くボレーで合わせたがボールは無情にもクロスバーを直撃しノーゴール。その後も商大高が攻め込むも同点のままホイッスル。熱戦の末突入したPK戦は芦間が1本失敗したのに対し、大阪商大高は5人全員がきっちり決め苦しみながらも勝利し次戦に駒を進めた。芦間は粘りに粘ったが、ここで悔しい敗退となった。
(文・写真=会田健司)