武蔵のMF高橋史也はハードワークで勝利に貢献した

 1点ビハインドのまま迎えた後半、追加点を狙う都立野津田のサイド攻撃を受けながらも、なんとか同点弾が欲しい武蔵は、焦ることなくパスをつないでチャンスを作り出していく。

 そして後半18分、右サイドからグラウンダーのアーリークロスが送り込まれると、FW7岸真成太(2年)が難易度の高いシュートをきっちり決めて同点に。武蔵は逆転に向けて大きなゴールを手にした。

 ただし、後半19分にゴールネットを揺らしたチャンスはオフサイドの判定に。武蔵は終盤に差し掛かっても、怒涛の連続攻撃で都立野津田ゴールに襲い掛かったが、相手の執念のブロックにあい、逆転弾を得られないまま前後半の80分が終了。勝負は延長戦へともつれ込んだ。

 さらに互いに死力を尽くした延長戦でも決着はつかず、PK戦に突入。このPK戦を先行の武蔵が4トータル-2で勝利。激動の一戦を制した武蔵は3回戦進出を決めた。次戦では直近2年連続で全国大会に出場している強豪・関東一と対戦する。

▽第101回全国高校サッカー選手権東京予選
第101回全国高校サッカー選手権東京予選