武蔵のDF平賀惟吹(写真=多田哲平)

 全国有数の進学校である武蔵。開成、麻布とともに東京私立の御三家と称され、多くの生徒が東大をはじめとする一流大学へと進む。

 その名門進学校のサッカー部の新キャプテンを務めるのが、DF平賀惟吹(2年)だ。チームをまとめながら勉強にも励む高校生活をどんな意識で過ごしているのか。全2回のインタビューのうち、最終回ではサッカーへの向き合い方、高校最後の年に向けた目標を訊いた。

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――サッカーを始めたきっかけはなんだったのですか?

 友だちに誘われて、近くのサッカースクールに行ったのが初めです。5歳くらいの時でしたね。

――武蔵中学に入っても続けようと決めていたのですか?

 はい。志望校のなかで一番グラウンドが綺麗だったので、それも武蔵を選んだ理由です。あと自然が豊かで雰囲気が良くて。髪を染めている人がいたり、制服が決まっていなかったり、そういう自由な校風もいいなと。

――武蔵に通う子は自由な校風に惹かれて入学する子が多いのでしょうね。

 どうでしょう。でも特徴的な子は多いですね。

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